東北大学 東北大学 大学院工学研究科・工学部 化学・バイオ系

化学工学専攻 化学工学専攻 - プロセス解析工学講座 DEPARTMENT OF CHEMICAL ENGINEERING - ENERGY PROCESS ENGINEERING

エネルギーを科学する

エネルギーを科学する

当研究室では、最先端の実験や数値解析の技術を駆使し、様々な系を対象にプロセス解析に取り組んでおります。また、心が豊かで身体も健康でなければ良い研究を行えないと考え、心技体をキーワードに国際的に活躍できる研究者やエンジニアを目指し、研究室一体となって時には厳しく、時には楽しい研究生活を送っています。

エネルギーを科学する

主な研究テーマ

機能性炭素材料としてのすすの生成メカニズムの解明

すすは環境汚染物質であり人体に悪影響を及ぼす一方、タイヤのコンパウンドや顔料などとして我々の生活に不可欠な材料でもあります。すすは1500℃以上の高温場においてミリ秒で生成するため、その生成メカニズムは未だ完全にはわかっていません。当研究室ではこのすすの生成メカニズムの解明を目指して研究を行っています。

自動車産業における塗装プロセスの最適化

自動車の上塗り塗装は製品に美観を与える重要な工程です。この上塗り塗装は乱流場および電場において塗料の微粒化、微粒化した液滴の蒸発と運動や被塗装面への衝突などを含む複雑なプロセスです。当研究室では10年以上にわたり自動車メーカーと他大学と共同研究を実施し、この塗装プロセスの解析と最適化に挑んでいます。

化学プラント内の流動・反応と汚損メカニズムの解明

化学プラントでは、運転中に汚れが蓄積し、定期的なメンテナンスが必要になります。メンテナンスまでの間隔が長くなれば、エネルギー使用量の低減と化学プラントの事故防止に大きく貢献します。当研究室では、反応器内の流動と反応を考慮したシミュレーションを活用し、汚損メカニズム解明に取り組んでいます。

図2 - 宮田智衆