人にやさしい化学工学
人にやさしい化学工学
主な研究テーマ
- 天然物を使う
-
天然物の潜在的な価値には大きな期待が寄せられています。天然物の有用成分に対しさらなる機能性を見いだすようなプロセスの開発を目指しています。特に、木材の高付加価値化手法として、創電・蓄電デバイスの電極材料としての利用に対し水熱・超臨界流体プロセスなどを用いて開発していきます。
- 材料を知る
-
ポリマーには、天然高分子から合成高分子まで、種類は様々です。それらを材料として用いる際には、物性評価が重要です。また、大気中に排出されているCO2を分離・回収し、有用な化成品に変換し固定化する技術において、イオン液体といった環境調和型溶媒を有効利用することが重要で、その物性を知ることが重要となります。
- 都市鉱山を活かす
-
リチウムイオン電池のリサイクル技術として、有機酸を使用したLIB新規湿式製錬について連続化を検討しています。プラスチックフィルムは、廃棄プラスチックの中で高い割合を占めるためリサイクルが望まれています。マテリアルリおよびケミカルを同時達成するハイブリッドリサイクルの連続プロセス開発を進めています。